日販 出版社20社の協力のもと「ONE ECO PROJECT」が始動 取り組み第1弾「本袋」を4月より販売開始

2022年4月1日

 

 日本出版販売は3月30日、日販グループを挙げて推進するサステナブルな社会の実現に向けたESGの取り組みの一環として、コミック・絵本・小説・雑誌等のコンテンツを通じて、出版業界として取り組むべきエコ活動を企画、支援する「ONE ECO PROJECT」を発足したことを発表した。

 

 「ONE ECO PROJECT」では「楽しみながら行うエコ活動こそが持続可能なものである」との考えから、出版業界のコンテンツやキャラクターの魅力を通して各種イベントや独自のエコ活動を展開、フォローするとともに、様々なプロダクト開発を行う。生活者にとってエコ活動がより身近なものとなることを目指す。

 

 具体的な取り組みとしては、出版業界ならではのコンテンツとエコ活動を組み合わせたイベントの企画・開催、コンテンツとエコ素材を組み合わせた寄付付商品の製造開発・販売、出版社・全国書店のエコ活動の発信サポートなどがある。

 

 

 4月から順次全国39法人324店舗の書店で販売される第1弾プロダクト「本袋(ほんぶくろ)」に対しては、20の出版社が75のコンテンツで協力した。「本袋」は、書店店頭で出会うコンテンツのデザインがあしらわれたコットンバッグ。同商品の利用や売り場を通じて気軽にエコ活動に参加してもらうことで、出版業界としてサステナブルな取り組みに対する興味・関心を喚起し、生活者の知識獲得へ繋がっていくことを目指す。

 

 今後同企画は協力企業をさらに増やし、出版業界を挙げて持続可能な社会の実現に向けて活動していく。活動内容については公式サイト(https://oneeco.jp/)を通じ、随時情報発信する。