神宮館 ディスプレイコンテスト金賞に宮脇書店本店、期待以上の反響で来年も実施へ

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2022年3月16日

金賞を受賞した宮脇書店本店のディスプレイ

 

 神宮館は2月25日、「こよみ増倍ディスプレイコンテスト」の受賞作品を発表した。73書店の応募から、金賞に宮脇書店本店が選ばれたほか、銀賞1店、佳作10店、伸長率賞1店が受賞した。

 

 今回のコンテストは「神宮館のこよみ」の販売拡大を目的として開催され、2021年11月1日から22年1月31日までの期間で、書店からの店頭ディスプレイ写真とコメントを募集した。

 

 コンテストの開催は同社初の試みだったが、立体の拡材を作るなど大きな展開をする書店からの応募が想像よりも多かった。公平性を保つため店舗名は伏せた状態で、社内の役員と営業部員の投票で受賞作品を選考した。

 

 また、期間内の「神宮館のこよみ」伸長率が最も高い店舗を表彰する伸長率賞は、133%を達成した未来屋書店木更津店が受賞。同店はディスプレイコンテストも銀賞に選ばれており、ダブル受賞となった。神宮館全体の伸長率は100%前後であったところ、参加店は平均103%と、コンテストに取り組んだ店舗全体でプラスの結果となった。

 

 同社営業部副部長の森晃三氏は、「書店が本気を出すとすごいことが改めてわかった」と話し、「鳥居を立てるなど、大きな装飾をしてくれる店舗が思っていたよりも多く、どうしてもそういった写真に目が行きがちになったが、規模の大小に関わらず素敵なディスプレイをしてくれる店舗ばかりだった」とコメントした。普段はつながりが薄い書店からの応募や、全国各地からの参加と、想定以上の反響があったとし、伸長率も上がったことから、目的であった神宮館のこよみの周知と、新規読者の獲得にもしっかりつながったと手応えを語る。

 

 同社営業部の清水洋人氏は、「年末年始商材が多い中で、場所を確保していただくことでしっかりと効果が出る。他の季節と比べて書店全体のキャンペーンが少ない冬の風物詩として定番化していただけるよう、これからも開催していきたい」と展望を語り、今回の経験を生かした変更などを加えたうえで、次回の開催も進めていくと意気込みをみせた。

 

 

〈受賞店舗〉


【金賞】

宮脇書店本店

 

【銀賞】

未来屋書店木更津店

スーパーブックスycvox ワカバウォーク店

田中書店イオンモール都城駅前店

 

【佳作】

宮脇書店久居インター店

文教堂キャップ書店河内長野店

TSUTAYA姫路広峰店

紀伊國屋書店ゆめタウン博多店

久美堂本店

岡書帯広イーストモール店

福岡金文堂ゆめタウン行橋店

平安堂更埴店

スーパーセンターWA南紀店

本の王国メグリヤ藤岡店

 

【伸長率賞】

未来屋書店木更津店

 

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