吉川英治賞 京極夏彦さんと中島京子さんが受賞

2022年3月15日

 第56回吉川英治文学賞(吉川英治国民文化振興会主催)は3月2日、京極夏彦さんの『遠巷説百物語』(KADOKAWA)と、中島京子さんの「やさしい猫」(中央公論新社)に決まった。

 

 第7回文庫賞は上田秀人さんの「百万石の留守居役」シリーズ(講談社文庫)に決定。第43回文学新人賞は一穂ミチさんの『スモールワールズ』(講談社)と、小田雅久仁さんの『残月記』(双葉社)が選ばれた。

 

 第56回吉川英治文化賞は、尾関清子氏(縄文時代の布を調査、研究し、真の姿を明らかにする)、木村マサヱ氏(30年以上にわたりアイヌの子どもたちの教育支援を続ける)、前田康弘氏(障害者・高齢者の更正保護施設を運営、全国のモデルケースとなる)の3氏が選ばれた。