毎日新聞創刊150年 連続オンラインイベント「Discover Mainichi Week 2022」 2月14日スタート

2022年2月3日

 

写真は左から柳井正さん、五木寛之さん、山中伸弥さん、池上彰さん、梯久美子さん、西川美和さん、

 

 毎日新聞は2月21日に創刊150年を迎える。毎日新聞社は創刊記念日の前後1週間を「創刊150年記念ウイーク」と位置付け、各界の著名人に毎日新聞の多彩な「顔」を対談形式で語ってもらう連続オンライントークセッション「Discover Mainichi Week 2022」を2月14日から開催する。セッションは計8回。一部は会場で聴くこともできる。話題は新聞メディア全体の未来にも及ぶ予定で、多くの参加を呼びかけている。

 

創刊150年ロゴ

 

 毎日新聞の前身の東京日日日新聞は1872(明治5)年2月21日、東京で初めての日刊紙として浅草で生まれた。創刊号は木版2色刷り1ページ、 わずか1239文字だった。1911(明治44)年に大阪毎日新聞と合併し、全国紙として発展してきた。

 

 これまで数々のスクープや調査報道を重ね、報道による新聞協会賞の受賞は協会加盟社中最多の33回を誇る一方、センバツ高校野球や都市対抗野球、将棋の名人戦・王将戦、囲碁の本因坊戦、青少年読書感想文全国コンクール、全日本学生音楽コンクール、毎日書道展など、数多くのスポーツ・文化事業を主催しながら、国内の日刊紙で最も長い歴史を刻んできた。

 

 「Discover Mainichi Week 2022」は毎回、文学や歴史、美術や映画、ジャーナリズムやオピニオンといった毎日新聞に関わりのあるテーマを設け、各界で活躍する著名人が語り合う。イベントの総タイトルには、この企画を通してこれまでの150年を見つめ直し、毎日新聞の価値を改めて知る機会にしてほしい、との思いを込めた。

 

 イベントは、作家の五木寛之さんと梯久美子さんが小説とノンフィクションと新聞を語る「私たちは何を伝えてきたか」(14日)で開幕。元NHK記者でジャーナリストの池上彰さんと元朝日新聞記者でTBS系「NEWS23」コメンテーターを務める星浩さんが解き明かす「毎日ジャーナリズムとは何か」(27日)▽ファーストリテイリング会長兼社長の柳井正さんと京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥さんによる「コロナの時代に伝えたいこと」(17日)▽映画監督・西川美和さんと脚本家・向井康介さんが毎日映画コンクールの思い出や魅力などを語る「映画と新聞の向き合い方」(23日)――など多彩なラインアップとなっている。

 

 いずれも有料だが、毎日新聞の宅配購読者無料プラン▽宅配購読者プレミアムプラン▽毎日新聞デジタルプレミアムプラン――に登録している読者・ユーザーは、すべて無料(会場参加は除く)で視聴できる。

 

 各回の詳しい内容や申し込みの方法は、イベントの特設サイトで確認できる。

 

 問い合わせは、毎日新聞社オンラインイベント事務局(event@mainichi.co.jp)。

 

「Discover Mainichi Week 2022」のイベント日程とタイトルは次の通り。

 

▽2月14日(月)  五木寛之×梯久美子 私たちは何を伝えてきたか~小説とノンフィクションと新聞~

▽2月16日(水) 趙治勲×井山裕太  絶対王者はなぜ生まれたのか~本因坊戦10連覇対談~

▽2月17日(木) 柳井正×山中伸弥  コロナの時代に伝えたいこと~新聞の価値と未来~

▽2月19日(土) 山下裕二×冨田章×橋本麻里  『初老耽美派』がいざなう美術展の世界

▽2月22日(火) 田中里沙×田中淳一  新聞とブランド~CMのプロが語る創刊150年~

▽2月23日(祝) 西川美和×向井康介  映画と新聞の向き合い方~毎日映画コンクールの世界~

▽2月25日(金) 西田梓×佐木理人 「点字毎日」創刊100年~『点毎』のすべて教えます~

▽2月27日(日) 池上彰×星浩  毎日ジャーナリズムとは何か ~私たちが見たその本質と魅力