児童書・絵本を読んで 感想を「手紙」で送ろう honto

2022年1月25日

 大日本印刷株式会社(DNP)が丸善ジュンク堂書店、文教堂及びトゥ・ディファクトと共同で運営するハイブリッド型総合書店「honto」は1月20日から、児童書・絵本の感想を手紙で伝える「BOOK FUN LETTER(ブックファンレター)」キャンペーンを始めた。丸善ジュンク堂の書店員が薦める児童書・絵本を読み、その感想の手紙を応募してもらう企画で、今回で3回目。

 

 

児童書・絵本の販売数は20%増

 

 hontoによると、2021年の丸善ジュンク堂書店、文教堂、honto会員への「児童書・絵本」販売冊数(紙書籍)は、前年比で120%、購入人数も前年比115%と「ステイホームを背景に好調だった20年に引き続き伸長」したという。

 

 また、「芸事・お稽古」のジャンルランキングでは、20年から引き続き、第3位に「ペン字練習帳」がランクインするなど、「パソコン・スマートフォンが日常になる中で、手書き文字への関心が高まっていることがうかがえる」としている。

 

 こうしたことを背景に、児童書・絵本を読んで、感想を「手紙形式」で募集する企画「BOOK FUN LETTER」を今年も開催する。「手書きの手紙にするというアナログな行為から、思いを人に伝えることの楽しさを味わってほしい、受け取る側へ気持ちが一層伝わり、感動が共有されることの喜びを感じてもらいたいという、書店員の想いが詰まった企画」と参加を呼びかける。

 

 前回21年は、全国約80店舗で展開。応募件数は初回の19年を倍以上に超える応募数があった。参加者は4歳から70代までと幅広い。

 

 5月31日が応募の締め切り。対象の絵本・児童書を読んで、想いや感想を手紙形式で自由に書き、郵送または店内の専用ポストへ投函する。

 

 書店員が全ての手紙に目を通し、対象書籍1作品につき1点ずつ、最も素敵な手紙を選出する。入選した手紙は対象作品の作家に渡し、作家が入選者に返事の手紙を書く。

 

 対象の書籍は次の通り。
 ▽『デリバリーぶた』(偕成社)▽『オニじゃないよおにぎりだよ』(えほんの杜)▽『くまがうえにのぼったら』(ブロンズ新社)▽『えきべんとふうけい』(あかね書房)▽『ふしぎな月』(理論社)▽『ぶたのぶたじろうさん①ぶたのぶたじろうさんは、みずうみへしゅっぱつしました。』(クレヨンハウス)▽『すきっていわなきゃだめ?』(岩崎書店)▽『レディオワン』(光村図書)