琉球新報 1面を1行10字に

2021年12月14日

 琉球新報社は12月1日付の本紙から、1面をはじめ主要面の文字を拡大した。高齢者を中心に「より大きい文字を」という要望に応えた。同社では「業界でも最大級のサイズとなる」としている。

 

 1面とオピニオン面は従来の1行12字を10字とし、1文字で約20%拡大した。総合、経済、国際、社会の各面は約10%文字を拡大し、1行11字とした。

 

 同社によると、1面の活字は、1980年代まで新聞業界で標準だった基本活字に比べて、縦寸で約1・9倍、横寸で約1・5倍に大きくなっている。

 

 紙面刷新にあたって、記事には原則として記者の署名を入れる。紙面に多くの読者が登場し、読者の顔が見える紙面も目指す。琉球新報では「ニュースだけでなく、事実の背景を掘り下げる記事や話題を積極的に掲載する」としている。

 

 同時に、ニュースサイト「琉球新報デジタル」もトップページを刷新。主要ニュースを、大きな写真付きのトップ記事と主要記事6本の計7本を最上部に配置した。