同文館出版 女性視点のマーケティング書が好調、書店ベスト上位にランクイン

2021年3月5日
200305同文館新刊のサムネイル

世帯消費の8割を決定する女性視点のマーケティングを解説

 同文館出版はこのほど、日野佳恵子『女性たちが見ている10年後の消費社会 市場の8割を左右する「女性視点マーケティング」』を刊行した。消費を左右する女性視点でのビジネスに携わってきた著者が、実践を通してつかんだマーケティングについてまとめた本だが、発売直後からアマゾンや紀伊國屋書店のビジネス書ランキングで上位に入っている。

 

 日野氏は家庭に入った女性の能力を活かすネットワーク作りで起業し、このネットワークを活かしたマーケティングで企業などにサービスを提供する事業を展開。世帯消費の8割を決定する女性視点のマーケティングで注目を集めている。

 

 出版物もベストセラーになるためには女性読者層の支持が重要だと知られているが、同書は著者が長年にわたって手掛けてきた女性視点でのマーケティングの理論、市場の調査・分析から得た知見などを開示するほか、女性視点マーケティングのビジネスモデルとして、「ワークマン」、「スープストックトーキョー」、「ディーン&デルーカ」、「ジーユー」、「パスコ」といった注目企業の具体的な取り組みも紹介するなど、ビジネスを展開する上での実践的な1冊になっている。

 

 発売直後にアマゾンのマーケティング・セールス部門でトップになったほか、紀伊國屋書店の和書「経営」で1位にランクインするなど上位に入っている。
□A5判並製/340㌻/本体2500円

 

ハー・ストーリィ日野佳恵子代表取締役に聞く 世帯消費の8割は女性が決めている