漫画『鬼滅の刃』紙の海賊版がネット上で販売、集英社が注意呼びかけ

2021年2月26日

 集英社は2月18日、コミックス『鬼滅の刃』(全23巻)を違法に印刷した紙の海賊版が、インターネット上で販売されていたと発表した。同社はコミックス購入の際、十分に注意するよう呼びかけている。

 

 紙の海賊版は、メルカリおよびAmazonマーケットプレイスにおいて、全23巻のセット売りで販売されていたことが確認されている。なお、現時点において一般書店・コンビニエンスストア・ネット書店本体が販売しているコミックスからは、海賊版商品は見つかっていない。

 

 紙の海賊版には、正規版と比較した際、「背幅(コミックスの厚み)が薄い」「4巻の表紙カバーの裏表紙の定価表記(本体400円+税)が罫線で囲まれていない」といった特徴があった。

 

 同社は「いずれの海賊版セットも、同一の正規品をスキャンして制作されたものと思われる。同セット内の第1巻の奥付は『2020年6月30日第39刷発行』と確認している」とし、関係各所に紙の海賊版排除のための協力要請を行っている。

 

集英社はHPで注意を呼びかけている