新聞社ニュースサービスの利用状況発表 月間利用者の最多は「朝日新聞デジタル」、「読売新聞オンライン」は女性の含有率高い

2020年12月18日

 ニールセンデジタルは11月26日、ニールセンデジタルコンテンツ視聴率のメディアデータを広告主向けメディアプランニング用途にカスタマイズした「ジャンル別デジタルメディアデータパッケージレポート」をもとに、「新聞社のニュースサービス」の利用状況を発表した。

 

 2020年9月の同レポートによると、「新聞社のニュースサービス」で、PCとモバイルの重複を除いたトータルデジタルでの月間利用者数は「ASAHI SHIMBUNDIGITAL」が1495万人で最も多かった。次いで「Nihon Keizai Shimbun」が1143万人、「nikkansports.com」が776万人だった。

 

 一方、平均利用回数では「Nihon Keizai Shimbun」、「Yomiuri Shimbun Online」が月に8回で最も多く、次いで「nikkansports.com」が6回だった。

 

 次に、女性の月間利用者数を確認すると、「ASAHI SHIMBUN DIGITAL」が733万人で最も多く、次いで「Nihon Keizai Shimbun」が511万人。また、女性の含有率は、「Yomiuri Shimbun Online」が54%で最も高く、「Hochi Shimbun」が51%と続いた。

 

 また、各サービスの女性の平均利用回数については、「Yomiuri Shimbun Online」が月に6回で最も多く、次いで「ASAHI SHIMBUN DIGITAL」、「Nihon KeizaiShimbun」が5回だった。

 

コロナ禍で「新聞社のニュースサービス」は引き続き注目

 

 同社では、「新型コロナウイルスの影響で、SNS上でさまざまなフェイクニュースが広まったことで、情報を簡単に信用しないように心がける人も多いのではないか」と指摘。「このような状況の中、信頼性の高い正確な情報を提供するメディアの一つとして、新聞社のニュースサービスは引き続き注目が予想される」とみる。

 

 また、「ターゲットとコミュニケーションを取るためのメディアを検討する際には、リーチはもちろん、深いコミュニケーションを取る必要がある場合は利用回数などのエンゲージメント指標を考慮することがポイントとなる」としている。