第10回CPU大賞を発表 オンラインで開催、コンピュータ書籍は好調に推移

2020年7月8日

CPU会長の岩切氏(左)と青年団団長の野口氏(右)

 

 コンピュータ出版販売研究機構(CPU)は6月25日、2019年度の活動報告と第10回CPU大賞の発表を、ビデオ会議システム「Zoom」を利用してオンラインで開催した。


 冒頭、会長で翔泳社取締役の岩切晃子氏は、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う書店の取り組みに触れ、「身の危険を感じることもあったと思うが、その中で最善を尽くしていただいたことに感謝を申し上げたい」と謝意を述べた。


 そのうえで、2020年度の活動方針として、書店に出向いての対面コミュニケーションが難しい中、オンラインでの勉強会などの機会を増やすことが伝えられた。


 「コンピュータ書籍 書店別19年度売上ランキング」について、全国の書店約2000店の昨年対比によるPOS冊数の平均は104・7%で、「書籍の販売不振といわれる状況下で、一昨年に続き100%を上回った」ことが報告された。


 売上ランキングをもとにCPUが手がける「棚分類コード」で実績を調べた結果、「Python」が昨年対比120・7%、「子どもプログラミング」が117・8%、「情報処理試験」が114・6%など、7つのジャンルで前年比110・5%、冊数換算で約12万冊増と、大きな伸張があったことが報告された。


 CPU青年団の活動については、「青年団ミーティング」の毎月恒例化、「CPUページ」での棚分類コードと棚推奨リストの公開について報告があった。「棚分類コード」の進化発展とアップデートの具体例として、「テレワーク」「開発ツール」を小分類として新設。「データサイエンス」「業務開発」へのキーワード追加が紹介された。また、国際標準書籍分類コード「Thema」(JPO)との連携活動についても言及された。

 

1位は紀伊國屋書店新宿本店

 

 続いて、第10回CPU大賞の発表が行われ、売上部門第1位は前期98・1%の紀伊國屋書店新宿本店が、第2位は同比98・9%のジュンク堂書店池袋本店が、第3位は同105・2%の丸善丸の内本店がそれぞれ受賞した。


 書店部門では、三省堂書店札幌店、書泉ブックタワー、ACADEMIA港北店、ジュンク堂書店柏モディ店が受賞。


 新人部門は、紀伊國屋書店札幌本店、有隣堂藤沢店、紀伊國屋書店さいたま新都心店、明文堂書店金沢ビーンズ、未来屋書店福津店に贈られた。


 関西支部部門はジュンク堂書店近鉄あべのハルカス店、青年団部門は不二屋書店が、それぞれ受賞した。また、6月30日に一時閉店し、移転営業が決まったジュンク堂書店福岡店に、功労賞が贈られた。


 書籍部門では、『1冊ですべて身につくHTML CSSとWebデザイン入門講座』(SBクリエイティブ)が大賞に輝いた。第2位の『ほんとにフォント。フォントを活かしたデザインレイアウトの本』(ソシム)は、ここ数年のトレンドであるジャンルを跨いだ「越境型書籍」としても評価された。

 

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