月刊誌『アサヒカメラ』が休刊、コロナ禍で広告費激減

2020年6月8日

6月19日発売の2020年7月号をもって休刊するとHPで発表

 

 朝日新聞出版はこのほど、月刊誌『アサヒカメラ』(毎月20日発行)について6月19日発売の2020年7月号をもって休刊すると発表した。「コロナ禍による広告費の激減により、これ以上維持していくことが困難となった」としている。

 

 同社によると、『アサヒカメラ』は1926(大正15)年4月の創刊以来、日本最古の総合カメラ誌として、多くの写真家に愛されてきた。カメラの最新情報や、国内外で活躍する第一線の写真家の作品を紹介するとともに、写真コンテストなどを実施してきた。

 

 「94年という長きにわたり、ご愛読、ご協力くださったみなさまに、心よりお礼を申し上げる。今後、カメラ・写真の情報に関しては、朝日新聞出版のニュースサイト『AERA dot.』内で記事を配信する」とした。

 

 増刊やムックは、引き続き刊行する予定だという。「木村伊兵衛写真賞」は引き続き、朝日新聞社と朝日新聞出版が共催する。