集英社「週刊少年ジャンプ」編集部社員が新型コロナ感染

2020年4月14日

コミックス32点の発売日が5月1日から13日に変更となった

 

 集英社は4月13日、新型コロナウイルス感染の疑いがあった『週刊少年ジャンプ』編集部に勤務する40代社員の感染を確認したと発表した。感染した社員は、4月2日に発熱し医療機関を受診、出社を控えていたが、4月10日にPCR検査を受け、4月13日に陽性と診断された。なお、業務においては直接、作家と接触する立場にはなかったという。


 集英社は4月7日にも、別の40代社員(編集)が新型コロナウイルスに感染したと発表している。今回、感染が判明した社員に感染の疑いがあったことから、『週刊少年ジャンプ』編集部全体で作業を一時中断。4月20日発売の『週刊少年ジャンプ21号』を紙・電子ともに1週間延期すると決定していた。

 

『鬼滅の刃』など、コミックス32点の発売日を変更

 

 4月9日にはコミックス発売のスケジュール変更を発表。新型コロナウイルス感染拡大抑止の観点から、5月1日発売を予定していた『鬼滅の刃20』などのコミックス32点について、発売日を5月13日に延期した。

 

発売日を5月1日から5月13日に変更

 

定期刊行物の編集・制作作業に影響

7誌で6・7月合併号、『小説すばる』6月号は発売中止に

変更された定期刊行物の発売日スケジュール(4月14日)


 さらに4月14日には通常の編集・制作作業が困難な状況であるとして、『週刊少年ジャンプ』以外の定期刊行物の発売スケジュールについても変更を発表した。『UOMO』『MORE』『Seventeen』『éclat』『LEE』『Marisol』『BAILA』の7誌は、6月号と7月号を合併号として発売。『non-no』も7月号と8月号を合併号に変更。なお、5月15日発売に予定していた『小説すばる』6月号は発売中止となった。


 同社は4月6日から全社原則在宅勤務を実施しており、さらなる感染拡大を防止するため、引き続き必要な措置を講じていくとしている。