新聞販売店の配達員が新型コロナ感染、「感染拡大防止に努める」

2020年3月25日

 中日新聞社は3月12日、中日新聞鳴海住宅販売店(名古屋市緑区)に勤務する30代の女性アルバイトが、新型コロナウイルスに感染したと発表した。同店は業務を停止して消毒作業を同日中に完了し、女性と濃厚接触した可能性がある店主と家族、従業員計17人を自宅待機とした。配達業務は12日付夕刊以降、拠点を近くの販売店に移して継続しているとしている。

 

中日サービスによる消毒の様子

 

 同社によると、女性は緑区内の高齢者向けデイサービス施設で勤務しながら、同店で朝刊を配達していたという。施設で感染者との行動履歴の重なりが確認され、自宅待機していた。

 

 同社は「女性の行動履歴や濃厚接触者の調査を進め、従業員の健康観察を続ける」としている。また、大島久直販売局次長は「当社ならびに中日新聞販売店は読者と従業員の安全を最優先に考え、関係機関と連携して感染拡大の防止に努める」とのコメントを出した。