岩崎書店 児童書出版社の知見を生かし 「子育てシリーズ」創刊

2020年2月5日

 岩崎書店は2月13日取次搬入、初版8000部で刊行する田崎篤『子どもの健全な成長のためのスポーツのすすめ』を皮切りに、新レーベル「岩崎書店の子育てシリーズ」をスタートさせる。

 

子どもの健全な成長のためのスポーツのすすめ

 同シリーズは、子どもの健全な成長を願う親に向け、各分野で活躍するプロフェッショナルが、多様なテーマで最新の正しい知識を紹介する。

 

 同シリーズを企画した同社・岩崎弘明会長は「少子化が進み、児童書市場の縮小が想定される中、最新の見地からの子育て支援本は、児童書売り場に来る若いお父さん、お母さん市場と言う新しい市場の開発でもある。全国の書店の皆さんも、このシリーズをぜひ、児童書売り場に陳列してほしい」と同シリーズの意図と願いを語る。

 

 シリーズ第一弾となる『スポーツのすすめ』の著者・田崎篤氏は、聖路加国際病院で整形外科医として勤務する一方、7人制ラグビー日本代表などのチームドクターとしても活躍するスポーツ専門医で、同書は親に向けた正しいスポーツ医学の知識などを紹介する。

 

 同社では、児童書、実用書、話題書コーナーでの促進を図る中、3月7日から同月20日にかけ、三省堂書店池袋本店にて岩崎書店子育てシリーズ創刊フェアの実施が決定。加えて、首都圏にある他の書店でも子育て本フェアを予定している。

 

 また発売に向け、書籍PR会社を通じて、各メディアにアプローチ。現在、朝日新聞社が運営する書籍紹介サイト「好書好日」、ダ・ヴィンチニュースなどでの記事配信を予定しているほか、2月23日から3月2日まで、全国紙をはじめ、北海道新聞や中日新聞など、各紙で広告を掲出する。

 

 今後のラインアップは、2月下旬刊行予定の『子どもの国際力を育てる 英語の庭』、4月刊行予定の『ふきげんな子どもの育て方』が控えており、その後も隔月サイクルで発行していく予定だ。

【山口高範】