日販 第30期出版流通学院開講式を開催

2019年7月26日

 日本出版販売(日販)は7月18日、東京・千代田区の同社本社にて、第30期出版流通学院の開講式を開催し、全国の書店などから集まった受講生36人が出席した。


 同講座は、2019年7月から20年2月までの全5回、12日間にわたり開催する。


 同講座では、「私が『変革』の起点になる」をメインテーマに、変革志向やマーケティングをはじめ、損益分析やマネジメントなどといった「変革」を起こすために必要な思考法やスキルを体系的に学び、自社・自部門・自店における「変革プラン」を立案し、自社の経営層に発表する。


 開講式であいさつに立った吉川英作学院長(日販代表取締役副社長)は、同講座開講30周年を迎え、「変革」をテーマに講義内容を刷新したことにふれて、「この業界に『変革』が必要だということは、もう何年も前に言われ続けている。ここに集まったみなさんには、「変革」を実行する力をつけてもらいたい。この学院の良いところは、全国から集まったそれぞれに異なる企業文化を持った書店員同士のネットワークを作れるところ。ここに集まった仲間と、8カ月間楽しみながら学んでもらいたい」と激励した。


 開講式後に行われた第1回目講義では、㈱インソース・石田祐一郎氏による「『変革』とは何か」をテーマに、ラテラルシンキングの発想法について講義が行われた。