本屋大賞、辻村深月『かがみの孤城』(ポプラ社)に

2018年4月11日
 NPO法人本屋大賞実行委員会は4月10日、「2018年本屋大賞」が辻村深月『かがみの孤城』(ポプラ社)に決まったと発表した。ポプラ社の作品が受賞するのは初めて。同日、東京・港区の明治記念館で発表会と懇親会を開いた。

 今回の選考では1人3作品を選ぶ1次投票で504書店665人、ノミネート作品10点を読んで全作品に感想コメントを書き、ベスト3を選ぶ2次投票では311書店374人が投票した。『かがみの孤城』の得点は651・0点だった。

 2位は柚月裕子『盤上の向日葵』(中央公論新社)283・5点、3位は今村昌弘『屍人荘の殺人』(東京創元社)255・0点、4位は原田マハ『たゆたえども沈まず』(幻冬舎)227・0点、5位は伊坂幸太郎『AX アックス』(KADOKAWA)221・5点、6位は塩田武士『騙し絵の牙』(KADOKAWA)214・0点、7位は今村夏子『星の子』(朝日新聞出版)166・0点、8位は知念実希人『崩れる脳を抱きしめて』(実業之日本社)162・5点、9位は村山早紀『百貨の魔法』(ポプラ社)162・0点、10位は小川糸『キラキラ共和国』(幻冬舎)88・5点。