文藝春秋、第1回「週刊文春」小説大賞受賞作の配信開始

2017年12月27日
 文藝春秋は12月27日、小説投稿サイト「エブリスタ」と組んで設立した「週刊文春」小説大賞の第1回大賞受賞作を決定し、電子書籍オリジナルで配信を開始したと発表した。

 大賞受賞作は『お局美智』(明日乃著、「空気はGRAY」を改題)。『週刊文春』2018年1月4・11日合併号および1月18日号に2回に分けて全文を掲載する。また、文藝春秋電子書籍編集部が電子書籍オリジナルコンテンツとして12月27日に配信を開始した。

 同大賞は、「週刊文春」と「エブリスタ」のコラボレーションで今夏設立。「表の顔、裏の顔」をテーマにした「驚きの事件」が描かれる短編小説を募った。『お局美智』は、地方都市の中小企業を舞台に、経理課に勤めるOL・佐久間美智がハイテクな手段を用いて社内の横領や不正に立ち向かう物語。

 電子書籍版の販売価格は300円(税込)配信日〜2018年1月31日まで期間限定100円(同)。著者は福島県安達郡(現、二本松市)出身、法政大学卒、福島県福島市に在住。