丸善ジュンク堂書店、工藤社長が退任

2017年11月1日
 丸善CHIホールディングスは11月1日、同社取締役で丸善ジュンク堂書店代表取締役社長の工藤恭孝氏がいずれの取締役も退任し、中川清貴社長が丸善ジュンク堂書店の新社長に就任したことを発表した。岡充孝副社長も取締役を退任した。ジュンク堂書店を1976年に創業して以来、トップとしてジュンク堂を率いてきた工藤氏は経営の第1線から退くことになる。

 工藤氏は取引先へのあいさつ状で退任の理由について「昨期までの厳しい売上、利益状況から脱し、黒字化への道筋に目処がつきつつあります。が、創業期からの現体制は、全国90店舗を数える会社の規模からみても、もはや限界であるのは明らかです。さらなる会社発展のためには、次世代の体制作りが急務であろうと考えました。また好機でもあろうと思います」と説明。工藤氏は会長、岡氏は副会長に就任した。

 新社長に就任した中川取締役はDNPの常務執行役員。このほか、大越久成取締役が常務取締役に就任、岡山好和営業本部長、野村育弘監査役、五味英隆氏が取締役に新任した。