集英社、「Myジャンプ」配信開始

2016年8月17日
 集英社は8月8日、ユーザーが「自分だけのジャンプ」を編成できるマンガ誌アプリ「Myジャンプ」の配信を開始した。

 同アプリは週刊少年ジャンプ編集部とデジタル事業部が共同開発した。メーンの機能は「週刊Myジャンプ」と「MyジャンプBEST」の二つだ。

 「週刊Myジャンプ」は、ユーザーが現在と過去のジャンプ作品の中から料金プランに応じて10作(月額税込480円)、20作(同840円)を選び、自分の好みに合わせた連載を収録したジャンプを毎週楽しむことができる。表紙は毎週自動生成される。

 連載時期が異なる作品の組み合わせも自由で、配信開始時は、70年代は『プレイボール』、80年代は『キン肉マン』、90年代は『DRAGON BALL』、連載中の作品からは『ONE PIECE』など約230作品が対象になる。作品は毎月追加されていく予定。

 「MyジャンプBEST」は、ユーザーが作品ごとではなく、その中からお気に入りのエピソードを1話ずつを抜き出して組み合わせ、オリジナルのジャンプを作り上げるというもの。

 作成者および他のユーザーが作成した「MyジャンプBEST」は、10作品のものは税込250円、20作品のものは同400円の課金で閲覧することができる。

 アプリのビューワと本棚は、同アプリのために開発し、ビューワは横読み、縦読み、スクロール形式などさまざまな読み方に対応。作品単位でスキップも可能だ。ジャンプらしさを再現する「ジャンプ再生紙モード」なども搭載している。

 このほか、マンガの無料試し読みコーナーを設置しているほか、ジャンプ関連のニュース・インタビュー記事の配信なども行う。アプリリリース時には、お笑い芸人・ケンドーコバヤシ氏、ミュージシャン・木村カエラ氏、俳優・坂口健太郎氏の3人が作品を選んだ「Myジャンプ」を公開した。

 なお、アプリのリリースと同時にジャンプ公式会員登録サービスがスタートした。登録された「ジャンプID」は、「Myジャンプ」のほか「ジャンプBOOKストア!」、「少年ジャンプ+」など公式のサービスとも共通。購入履歴、利用履歴などを保管でき、端末からアプリが消えてしまった際のデータ復元が可能となる。