中国新聞、JR大竹駅前にマルチメディア拠点

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2010年11月25日
中国新聞社は11月22日、広島県大竹市のJR大竹駅前にマルチメディア拠点「大竹メディアステーション(愛称・みくらす)」を開設し、完工式を行った。ケーブルテレビ「ふれあいチャンネル」(広島市)と連携し、両社の大竹支局を設置。複合施設は両社にとって初の試みで、新聞とケーブルテレビの特性を生かした地域密着型のメディア展開を目指す。みくらすは2階建て延べ床面積300平方?で、放送スタジオ、インターネット体験コーナー、コミュニティールームなどを備えた複合施設だ。1階に入居したふれあいチャンネルは、中国新聞と連携した番組を制作。12月から放送予定の新番組「地元ツウ 大竹アワー」では地元関連の新聞記事を紹介するほか、中国新聞の大竹支局長も出演する。中国新聞が入る2階のコミュニティールームは、カルチャー教室や市民ギャラリーに活用。中国新聞のタウンリポーターの取材した記事、写真、動画も新聞、ケーブルテレビ、ネットで発信する。みくらすは、大竹市が国の地域情報通信基盤整備推進交付金などを活用して、昨年秋に募集した市内全域200?の光ファイバー網整備計画に基づくもの。コンペの結果、中国新聞との多メディア展開を提案したふれあいステーションが受注し、事業の拠点施設として中国新聞がメディアステーションを建設した。