ミシュランガイド、発売イベント開催 日本語版15万部と英語版

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2009年11月18日
日本ミシュランタイヤは11月20日に『ミシュランガイド東京2010』日本語版初版15万部と英語版初版3万部を発売するのに先立ち17日、東京・新宿区の東京都庁第1本庁舎南展望台で記者会見開き、ミシュランガイド総責任者・ジャン=リュック・ナレ氏が『東京2010』は三つ星レストランが3店増え1軒減って11軒となり、新たに?焼き鳥??居酒屋??串揚?店も加えたことを発表した。ベルナール・デルマス社長は、10月の『京都・大阪』の発行と3年目となる『東京』について、「これはゴールではなく、今後とも長きにわたって、東京、日本の皆様に真に愛されるガイドブックになるために最善の努力をしていく」と述べた。続いてナレ氏がセレクションについて、234軒(レストラン197軒、ホテル37軒)を掲載し、三つ星11軒、二つ星42軒、一つ星144軒とし、「東京は261の星を獲得し、今回も世界第1の美食の都市となった。三つ星店の数でも世界第1位となった」と紹介。また日本人読者向けのローカルな性格も持つため、居酒屋、串揚、焼き鳥の3ジャンルを加えたこと、調査区域として江東区、文京区を加え15区としたことを説明。「ミシュランガイドは今後もアジアでの展開を続け、特に日本に力を入れていく」と述べた。また質疑応答でナレ氏は、現在調査員は日本人スタッフ6人とアジア全体を担当する日本人以外の編集長で、将来的には編集長も日本人にできればと答えた。また、09年版との比較では43軒が新たに加わり19軒が漏れるもしくは星の数を減らしたと説明した。会見終了後同所で出版記念パーティーを開き、デルマス社長あいさつの後、来賓の国土交通省観光庁・本保芳明長官が「東京のガイドが3年目を迎えることは大変意義深い」とし、東京都・佐藤広副知事は「今回の発表で東京の食が益々世界に知れ渡ること、ミシュランガイドの発展を祈念する」と祝辞を述べた。続いて、ナレ氏がセレクションの内容を紹介するとともに、三つ星を獲得したレストランのシェフを壇上に招き、記念のプレートを贈呈した。ABC六本木店で最速販売また11月20日の発売に合わせた店頭プロモーションとして、19日から20日にかけ東京・港区の青山ブックセンター六本木店で日本で一番早く販売するほか、20日には、東京・中央区の丸善日本橋本店、東京・千代田区の丸善丸の内本店、東京中央区の福家書店銀座店で店頭デモ販売とミシュランマンによるプロモーションを展開する。『ミシュランガイド東京2010』日本語版は560?、本体2300円、ISBN978―4―904337―06―6▽英語版は参考税込価格2415円。