NEW東岐波店を7月14日に移転オープンへ 明屋書店、山口県

 | 
2009年5月14日
明屋書店は5月13日、東京・千代田区の日本出版販売本社会議室で、出版社担当者を招いたNEW東岐波店移転オープン説明会を開催し、7月14日13時の同店移転オープンを説明するとともに、今年10、11月にも山口県内に2店舗出店することを紹介した。安藤大三明屋グループ代表は、「3年ほど前から東岐波店の移転を考えていた」としたうえで、自動車で移動中に物件を見つけ決めたエピソードを紹介。そして日販と同社のコラボレーションによる発注などを紹介し、「屋根は耐熱塗装でほとんど冷房がなくても店内が涼しい状態でいける。『チーム・マイナス6%』ということで、売り上げのマイナスは困るが、色々な意味で地球環境も考えた今回の出店となっている」と述べた。 続いて商品課・河野美保子主任から、昨年6月に本稼働したオリジナルのHaruya Book Masterシステムの返品システムおよび雑誌管理システムによる定期改正についてなどを説明した。現東岐波店(150坪、7月13日に閉店)は、棚が低く品揃えが不十分で、建物も20年を経過し、駐車場も手狭のため、同じ国道190号線沿いで200?離れた位置にあるホームセンターの居抜き物件へNEW東岐波店として移転する。また、両店舗の間には、かつて明林堂書店があったことから、その顧客も見込める。投資コストは什器を含め1億円かけていないため、投資コストの回収は5年以下を想定している。移転オープンの商品は、5月31日に閉店する小野田店の在庫を保管し、在庫データを東岐波店のコードにかえて活用し、あわせて追加注文で構成する。書籍・雑誌130坪、セルDVD・CD15坪、DVD・CDレンタル65坪。什器では2・2?のスタンド棚導入で従来より2倍近くの品揃えが確保できる。営業時間は10?22時。所在地は山口県宇部市大字東岐波字大津出5609?1。前田俊彦店長は、同店のコンセプトとして「元気な書店」「明るくきれいな書店」「地域密着型書店」「提案する書店」をあげ、売り上げ目標を「書籍1億6000万円(現店舗比68・4%増)、DVD・CD販売2500万円(同47%増)、レンタル4900万円(同25・6%増)のあわせて2億3400万円(同52・9%増)を目指している」と述べ、あわせてオープニングセレモニーの開催を紹介し、出品とオープニングセールへの協賛を要請した。さらに今年山口県内にオープンする店舗として、10月7日予定のMEGA新下関店(下関市、本400坪、DVD・CD40坪予定)、11月末予定のMEGA大内御堀店(山口市、本・DVD・CD約700坪)の2店舗を紹介した。続いて挨拶に立った日販・橋昌利専務は、今年2月に70周年を迎えた明屋書店が、NEW東岐波店で88店舗目と全国展開していることにふれ、「NEW東岐波店は場所も建物の新しく、新規でリニューアル増床ではないと思っている」とし、「日販としても最大の支援でこの店を盛り上げていきたい」と追加注文と出版社のランクの増量への理解と協力を要請した。最後に山口明屋書店・福田百年店舗運営部長が、「今回の移転は単なる箱替えでなく、地域性にあった品揃えが大切と考えており、皆様にランク、出品も含めお力添えをお願いしたい」とし、「山口県の中の足固めをしていきたいと思っており、今回の東岐波店は秋の2店舗に向けての足がかりと思っている」として協力を要請した。