82回キネマ旬報ベスト・テン表彰式 『キネマ旬報』は創刊90

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2009年2月19日
キネマ旬報社が主催する、08年第82回キネマ旬報ベスト・テンの表彰式が、東京・中央区の銀座ブロッサム・央会会館で行われ、日本映画作品賞「おくりびと」をはじめとした各賞受賞者に表彰状とトロフィーが贈られた。キネマ旬報社・小林光社長は『キネマ旬報』が創刊90年を迎えたことを紹介し、アカデミー賞より1回多く、トロフィーもオスカー像の3?より重い5?であることにふれ、「伝統ある重みを受賞者の皆さんに感じ取っていただければ幸い。来場の皆様も重さを感じ取り、表彰を楽しんでいただければ」と述べ表彰式となった。表彰式の中では、各賞受賞者がコメントしたが、脚本賞を受賞した小山薫堂氏は、「『キネマ旬報』を1回も買ったことが無く、今までのお詫びを込めて、今回アマゾンで30冊買った」と述べ、さらに「『キネマ旬報』を読んで緊張した。これからも毎月『キネ旬』を買う」と述べ会場の笑いを誘った。またロビーでは、賞の詳細が収録された『キネマ旬報』2月下旬決算特別号をはじめとした、同社の書籍が販売された。〈受賞作品・受賞者〉▽日本映画作品賞「おくりびと」▽外国映画作品賞「ノーカントリー」▽文化映画作品賞「嗚呼 満蒙開拓団」▽監督賞・滝田洋二郎▽外国映画監督賞・シドニー・ルメット、ショーン・ペン▽脚本賞・小山薫堂▽主演女優賞・小泉今日子▽主演男優賞・本木雅弘▽助演女優賞・樹木希林▽助演男優賞・堺雅人▽新人女優賞・甘利はるな▽新人男優賞・井之脇海▽読者選出日本映画監督賞・滝田洋二郎▽読者選出外国映画監督賞・ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン▽キネマ旬報読者賞・片桐はいり