楽天、決算説明会を開催 三木谷社長「楽天ブックスを1位に」

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2009年2月17日
楽天の三木谷浩史会長兼社長は2月13日、東京・品川区の同社で開催した通期決算説明会で、「楽天ブックスであったり楽天証券であったりの業界2位のサービスを1位に押し上げていく」と述べた。09年の方向性として?楽天経済圏の更なる強化?国際展開?基幹事業の更なる収益の向上―を示すとともに、?のうちで「楽天の中には業界1位のサービスと2位以下のサービスがあるが、業界2位以下のサービスを1位にするべく戦略的な取り組みを行うことが大きな方針」とし、楽天ブックスにも言及した。08年12月期(08・1・1?08・12・31)の連結業績は、売上高2498億8300万円(前期比16・8%増)、営業利益471億5100万円(前年同期1億1800万円)、経常利益445億3100万円(同23億7600万円)、当期純損失549億7700万円(同当期純利益368億9800万円)。当期純損益は、投資有価証券評価損や減損損失等の特別損失809億1100万円が発生したこと、減損損失等の有税処理に伴う法人税等及び法人税調整額計206億600万円を計上したことにより、純損失となった。また、EC事業のうち、「楽天市場」「楽天ブックス」の流通総額は6638億円で前年同期比23・6%増と好調に推移した。