日書連7月理事会開く 小学館のRFID企画の支援を決議

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2008年7月31日
日本書店商業組合連合会は7月24日、東京・千代田区の日本書店会館で7月定例理事会を開催し、取次に要請した「送品・返品同日精算」問題などを審議。小学館がRFIDタグの機能を利用して実施する「ホームメディカ 新版・家庭医学大事典」の責任販売制(買切制)と委託販売制の併用企画について、「新販売システム」としては見送ったが、支援することを決議した。また、「書店生き残り作戦マニュアル 図書館対応の『いろは』」を作成、配布された。図書館サポート委員会が取り組んでいたもので、?図書館用MARC?図書館の電算化とソフトウェア?図書館業務の種類?図書館業務防衛構想の「いろは」?業務委託・指定管理者制度、などからなっており、図書館について勉強してもらうための材料となる。「雑誌発売日諸問題解決に向けた対応のお願い」を7月28日の雑誌発売日励行本部・実行合同委員会に提出した。要望事項は、「全国一律同時発売の早急な改善が困難な理由の回答を文書で求める」「年間購読など出版社が読者に販売する雑誌の着荷日は、該当地区の発売日に合せた調整を要請」「月刊誌の正しい発売日(発行日)の表示要請」など8項目で構成されている。組合加入促進に向けたパンフレット「書店商業組合加入のご案内」を5000部作成した。同パンフレットは、大橋信夫会長のあいさつ、日書連の機構図、各組合の名簿のほか、書店組合の主な活動、組合の取り組みと加入メリットをカラー写真を交えて紹介している。各県組合に送付し、各県組合で作成した加入促進案内とともに活用する。これにあわせて、取次に対しても加入促進の協力方を要請する。書店経営健全化委員会調べによる6月期の傘下組合員加入・脱退状況(概算数字)は、新規加入5、脱退38(うち廃業31)で33の減。4?6月の累計では85減の5784となった。「心にのこる子どもの本 新刊セール」2008年秋を実施する。「第4土曜日は、こどもの本の日」キャンペーンを、北海道ブロックで実施する。年2ブロック×3カ月で1ブロックにつき最大30店舗を想定。5年間かけて10ブロックを一回りする。