江戸検定、今年は神保町BFと同日に 関連イベントも企画

2008年7月3日

 江戸文化歴史検定協会(江戸東京博物館、小学館、小学館集英社プロダクション)が主催する第3回江戸文化歴史検定は11月3日に実施されるが、その受検申込スタート前日の7月2日、東京・墨田区の江戸東京博物館でキックオフイベント「桂歌丸落語会」が開催され、巧みな話芸に来場者も大いに楽しんだ。また小学館・相賀昌宏社長が、江戸検実施日を神保町ブックフェスバル・神田古本まつりの最終日にしたことを明らかにした。検定は明治大学、専修大学、共立大学と神保町周辺で実施する。

 

 開演に先立ち竹内誠会長(江戸東京博物館館長)は「江戸には今日学ぶべき事象が沢山ある。江戸を学んで今日・明日に生かすのがこの検定の狙い。楽しみながら受けて頂ければありがたい」とあいさつ。

 

 小学館・相賀社長は、料金、申込方法、出題方法など検定の改善点を紹介しつつ「毎年この時期勉強して様々な楽しみ方をして頂ければと思う。皆さんが楽しむ試験として開発していきたいので、遠慮無くご意見を寄せて頂きたい」とし、あわせて検定実施日が神保町ブックフェスティバルと神田古本まつりの最終日と同日となることを紹介し「いくつか江戸検がらみのイベントも予定しているので、試験を受けた方だけでなく受けない方も当日この街に来て雰囲気を味わって頂ければありがたい」と呼びかけた。

 

 第3回の江戸検は、従来のテキスト出題に加え①今年のお題(江戸城-将軍と大奥-)から問題が出題②満点賞や準1級を設定③団体受験を受け付け④本の街・神田神保町とのお祭りとのコラボレーションなどが新たに行われる。