第25回 大藪春彦賞 『はぐれ鴉』(赤神 諒/著)、『ラブカは静かに弓を持つ』(安壇 美緒/著)に決定!

2023年1月31日

徳間書店
作家・大藪春彦氏の業績を記念して創設された「大藪春彦賞」、本年の受賞作家と作品が決定しました。

作家・大藪春彦氏の業績を記念し、その物語世界を引き継ぐ新進気鋭の作家および作品に贈られる「大藪春彦賞」の選考会が、2023年1月26日(木)午後5時より東京・新橋の第一ホテル東京にて開かれ、第25回大藪春彦賞の受賞作家と作品を選定しました。

選考委員は、大沢在昌、黒川博行、東山彰良の三氏。

受賞者には、大藪春彦賞選考委員会と後援の徳間書店から正賞(顕彰牌・賞状)および副賞各150万円が贈られます。贈賞式は3月上旬に関係者のみで執り行い、同時に昨年10月27日に決定した第6回大藪春彦新人賞(受賞者:天羽 恵氏、受賞作:日盛りの蝉)の贈賞式も行います。

受 賞 者       赤神 諒 氏
受賞作品      はぐれ鴉

(集英社・2022年7月刊)

【赤神 諒(あかがみ・りょう)氏のプロフィール】
※年齢は選考日現在
1972年1月21日生まれ、51歳、京都府京都市出身。
同志社大学文学部卒業、東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了、上智大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。私立大学教員、法学博士、弁護士。2017年、「義と愛と」(『大友二階崩れ』に改題)で第9回日経小説大賞を受賞し作家デビュー。
他の著書に『大友の聖将』『大友落月記』『太陽の門』『神遊の城』『妙麟』『計策師 甲駿相三国同盟異聞』『空貝 村上水軍の神姫』『酔象の流儀 朝倉盛衰記』『立花三将伝』『仁王の本願』、最新刊の『友よ』など多数。

受 賞 者      安壇 美緒 氏
受賞作品     ラブカは静かに弓を持つ

(集英社・2022年5月刊)

【安壇 美緒(あだん・みお)氏のプロフィール】
※年齢は選考日現在
1986年12月5日生まれ、36歳、北海道出身。
早稲田大学第二文学部卒業。2017年、『天龍院亜希子の日記』で第30回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。2022年、『ラブカは静かに弓を持つ』で第6回未来屋小説大賞受賞。他の著書に『金木犀とメテオラ』がある。

2023年1月26日
主催:大藪春彦賞選考委員会
後援:株式会社徳間書店
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