丸山正樹『ワンダフル・ライフ』(光文社)、読書メーター OF THE YEAR 2021 第1位受賞!

2021年12月7日

株式会社光文社

『ワンダフル・ライフ』丸山正樹 著

年間おすすめ本、総合ランキング第1位に選ばれた「4つの物語」

日本最大級の書評サイト「読書メーター」(運営:株式会社ブックウォーカー)が、本とコミックの情報誌「ダ・ヴィンチ」(発行:株式会社KADOKAWA)の「BOOK OF THE YEAR2021」特集と連動した企画、年間おすすめ本ランキング「読書メーター OF THE YEAR 2021」を12月6日(月)に発表し、総合ランキング1位に株式会社光文社(本社:東京都文京区、武田真士男社長)より刊行された『ワンダフル・ライフ』(丸山正樹 著)が選ばれました。
丸山正樹さんの『ワンダフル・ライフ』は、事故で重度の障害を負った妻の介護をする「わたし」(50)の苦悩に満ちた生活を描いた「無力の王」、30代の編集者と設計士の夫婦が不妊治療の後、養子縁組を検討することになる「真昼の月」、不倫相手の上司の子供を身ごもった広告代理店勤務の20代女性があがく「不肖の子」、障害を隠して趣味の合う女子大生とパソコン通信で交流する脳性麻痺の青年を描いた「仮面の恋」の4つの物語が並行して語られます。
4つの男女の物語が絡み合い、繋がり、慟哭の真実が明かされるラストは驚嘆必至です。

丸山正樹さん(撮影:小学館 黒石あみ)

現代社会の歪みを描き続けてきた丸山正樹さんの真骨頂

丸山正樹さんは、2011年、松本清張賞に応募した『デフ・ヴォイス』(文藝春秋/文庫化の際に『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』に改題)で作家デビューしました。同作は読書メーターで話題となり、後に人気シリーズ化し、現在までに『龍の耳を君に』『慟哭は聴こえない』『わたしのいないテーブルで』の4作が刊行されています。同シリーズはろう者の法廷通訳を引き受けた手話通訳士でコーダ(両親ともにろう者である聴こえる子)の荒井尚人が様々な事件、出来事と対峙していくシリーズで、ろう者の世界に満ちる歪みや希望を描きます。
そのほか、居所不明児童をテーマにした『漂う子』や「デフ・ヴォイス」のスピンオフ作品『刑事何森 孤高の相貌』など社会派の作品を上梓してきた著者の、まさに真骨頂と言えるのが本作『ワンダフル・ライフ』です。
多くの読書家を唸らせた傑作を、ぜひご一読ください。

★読書メーター OF THE YEAR2021 特設サイトでは、丸山正樹さんの受賞コメントも公開!
【URL】https://bookmeter.com/specials/bookmeter_of_the_year

著者プロフィール】
1961年、東京都生まれ。早稲田大学卒。シナリオライターとして活躍の後、2011年松本清張賞に応募した「デフ・ヴォイス」(文庫化の際に『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』と改題)で作家デビュー。同作は読書メーターで話題となりシリーズ化された。シリーズ第2作『龍の耳を君に』、第3作『慟哭は聴こえない』(ともに創元推理文庫)、第4作『わたしのいないテーブルで』(東京創元社)も好評。他の著書に『漂う子』(文春文庫)、『刑事何森 孤高の相貌』(東京創元社)がある。今最も新作が期待される書き手の一人。

【書籍情報】
書名:ワンダフル・ライフ
著者:丸山正樹
発売:光文社
発売日:2021年1月20日
定価:1,870円(税込)
判型:四六判ソフトカバー
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