某月某日
『味の手帖』新年号巻頭の、キッコーマン・茂木友三郎名誉会長、オリックス・宮内義彦シニアチェアマン、伊藤忠商事・岡藤正広会長、対談ホスト御三方による鼎談に同席する。茂木、宮内、両氏ともに90歳となるがお元気一杯、キッコーマンのワイン「SOLARIS」のスパークリングワイン、白ワイン、「刺身には日本酒だな」と八海山を聞し召される。
晩年、認知症を患った亡き父の話題になり、認知症と思われない秘訣は、会話の頭に、「いつも言うけれども」とか、「同じことを言うかもしれんけど」と付ける事だと、長老お二人。若手?の岡藤さんも「明日から使わせてもらいますわ」と。一同、大爆笑。
某月某日
第6回となる、当社主催のゴルフコンペ「The Bunkanews Cup」を富士裾野のファイブハンドレッドクラブで開催。今回は大阪・大商談会「BOOK EXPO」とバッティングしたせいか、昨年より2組少ない6組24名が参加する。
中締めで、来年は宮古島での開催を発表。今や「宮古バブル」と呼ばれるほど、県内一の地価上昇が続くリゾートアイランドである。今日の活況の先鞭をつけたのが東急だった。御年90歳となる琉球放送・小禄邦男最高顧問から開発当時の逸話を聞いたことがある。
当時、東急グループの総帥だった五島昇社長から「沖縄で一番のビーチはどこだ?」と聞かれてクルーザーで沖合から案内したのが、同氏の出身地である宮古島の与那覇前浜ビーチ。五島社長がクルーザーからザブーンと飛び込み見事な抜き手で白砂のビーチへ。慌てて飛び込む秘書2名は平泳ぎ…。
かくして84年に、今や東洋一のビーチ前にホテルが、88年には海越えのホールもある美しいパブリック制のゴルフ場、エメラルドコースト・ゴルフリンクスが開業した。ホテルからの海の眺めも絶景である。観光の見どころも多い。来年11月12日(木)の前夜祭、13日(金)に奮ってのご参加を。
某月某日
駒込駅から徒歩三分、「ほんのもり駒込本家」がオープンした。
正田醤油・正田隆社長から、「母が育った思い出深い古民家をそのまま借りてくれるところを紹介してほしい」と相談され、二つ返事で名乗り出た。かねてより、「売らない&貸さない」、〝黙読の場づくり〟を目指していたからである。
しばらくはボランティアとともに「駒込本家」に詰める日が続く。
