【つぶや記】文化通信2022年3月29日付

2022年3月29日

 取材の合間などによく書店に立ち寄る。先日も都内のプレスセンタービル1階にあるジュンク堂書店に行くと、目に飛び込んで来たのはロシア・プーチン大統領の顔。ほかにもウクライナ侵攻に関連する本が並んでいた。

 

 大手紙の子会社で役員をしている先輩が最近、やたらとウクライナ国内の都市に詳しい。キエフやリビウくらいしか分からないが、聞けば会社のデスク横にあるテレビで、朝から晩までワイドショーなどを見ているとか。どこを回しても毎日、各都市の攻防の話題ばかりらしい。

 

 新型コロナウイルスの感染拡大や今回のような有事の際など、その歴史的な背景や現状を正しく知りたければ、やはり新聞や本は役に立つ。特に、最近の新聞社のニュースサイトには、豊富な記事やデータが、分かりやすくデザインされている。これらの情報に、お金を払う価値は十分あるだろう。紙とデジタル版の併用をおすすめしたい。

【増田】