【つぶや記】文化通信2021年1月25日付

2021年1月25日

 憧れの神戸を訪れた翌年、こんな大惨事がおこるとは。阪神・淡路大震災から26 年。その年に誕生した方が、母になるほどの月日が流れてしまいました。震災復興を願う歌「しあわせ運べるように」は震災2 週間後にある教師が想いを込め書き上げました。

 

 17 日のニュースでは、たくさんの子供たちが歌い継いでいる姿が映し出され心に沁みました。忘れてはなりません。震災から10 年後に復興の証として、兵庫県立芸術文化センターが出来上がりました。現在「熱い男」佐渡裕氏が芸術監督を務め趣向をこらしたコンサートが開催されています。緊急事態宣言により、今年の予定も延期などが発表されています。

 

 災害、未知のウイルスによって音楽界も疲弊していますが、忍耐・希望を持ち音楽も心置きなく楽しめる世界が甦る!! と私は信じています。

【田中】

 


 

 子供の頃から「目上」というコンセプトが好きになれなかった。「目上」があるなら「目下」があるわけで、「目上の人には礼儀正しく!」なんて口にする人は往々にして「目下」の人間には尊大な態度をとるからだ。

 

 アドラーは人の悩みの9割が人間関係由来だと述べているが、日本においては「上下関係」に起因する問題が突出して多いように思う。多くの組織で問題になっているパワハラやセクハラ、いじめもその典型。今後、生産的な組織、支援的な関係をつくっていくためには、人間関係を縦列モデルから解放し、誰もが対等な存在として、対等な関係性を結ぶことへの意識・制度両面での改革が不可欠だろうと思う。

 

 というわけで目下の関心は、生後4 か月の赤ちゃんとの対等な関係性の構築である(ちょっと難しい)。

【須藤】