【つぶや記】文化通信2020年8月3日付

2020年8月3日

 久しぶりに数えたら9台あった。本棚にカメラが。ほとんどは1950年代から60年代のもで、一時は50台近く並んでいた。難あり品のカビを除去してネジを締め直し、ガラスを磨いて使える状態に再生してきた。

 

 今のデジカメは電子部品の塊だが、かつてはギアとネジ、バネで構成された単純な機械だった。シャッタースピードとレンズの絞りの組み合わせでフィルムに到達する光を一定量にすればそれなりに写る。晴天であれば絞りをf16、シャッタースピードを「フィルムの感度分の1」にセットすれば適正露出になると本で読み、実践していた。実におおらかな時代だった。

 

 フィルム写真はいまやフィルムも現像代も高騰し、私の小遣いでは手が出ない趣味になってしまったが、眺めるだけでも、空シャッターを切るだけでもなんか楽しい。

 

【櫻井】

 


 

 新型コロナウイルスの感染拡大による延期がなければ、今はまさに東京五輪の真っ只中だったはずである。世界中からどれほどの人が訪れ、街はどんな喧噪となったのか。そして、それらを伝えるメディアは?と考える。

 

 週末、仲間とサッカーを楽しんでいても、自然と話題はコロナに。聞くと、その影響は各業界さまざまだ。世界的に影響を受けるスポーツメーカー、事業所などを次々と閉めテレワークに移行する総合電機メーカー、月2回を自主休業する設備メーカー。苦境に立つ飲食店従業員、区役所職員、ドラッグストア店員ら。

 

 コロナが及ぼす影響やその対応策は業界ごとに異なるが、中には、私たちがいる業界にも役立つこと、ヒントになるような取り組みがきっとあるだろう。業界内の動きだけでなく、広い視野を持ちたいものだ。

 

【増田】