【つぶや記】文化通信2020年6月22日付

2020年6月22日

 梅雨入りとともに紫陽花が淡い色を広げ始めた。前回の本コラムで野菜栽培をお勧めしたが、わが畑ではトマトの青い実が膨らみ始め、まもなく赤と緑のコントラストに彩られる。

 

 野菜を栽培するようになって、料理も始めた。当初はレシピサイトを参考にしていたが、その場限りの情報では味付けを覚えられない。最近の強い味方はNHK出版『きょうの料理ビギナーズ』。ここに載っている定番料理の調味料の組み合わせと比率を覚えれば、素材が変わってもかなり応用が利く。大きな失敗はほぼなくなった。

 

 素材を前にあれこれ手を加えていて感じる。収穫から1時間ほどで口に入る野菜は、私があまり手をかけずに食べるのが一番おいしいのではと。切るだけ、筋を取るだけ、塩コショウだけ、これが我が家での三ツ星レシピかもしれない。

 

櫻井

 


 

 6月初旬、所属する草サッカーチームの活動もようやく再開した。それまで毎週のようにしていたサッカーも、2カ月ぶりになると、さすがにみんなが動けない。いつもよりパスもつながらない。しかし、それさえも笑いあえるほど、誰もが久しぶりのプレーを楽しんでいた。

 

 そんな草サッカーでも、グラウンド内外での制約が増えた。以前から無観客なのでそれはいいが、利用前に個人情報やチェックリストを提出。ゲーム中に大きな声で話すことも、ハイタッチや握手も控えろとのことだ。

 

 海外サッカーに続き、もうすぐJリーグも再開されるが、当面は「リモートマッチ」となるそうだ。サッカーをはじめスポーツには、多くの人を楽しませ、地域を活性化させる大きな力がある。今後、それがどういう形に変化し、定着していくのか気になる。 

【増田】