【つぶや記】文化通信2020年6月15日付

2020年6月15日

 いつのことからか記憶があいまいですが、何度も聞いている噺家さんがいます。一人は噺家さんが演じ分けた、杢兵衛旦那、喜瀬川、喜助が素晴らしく、とても感心した方です。いま一人は上方の噺家さんで、大師匠、師匠譲りの大ネタに、ハメモノもあって華やかで、これまた面白い方です。

 

 噺家さんは事前にネタを発表していなければ、その日の客席の具合でネタを変えるといわれるように、本当に聞くなら生がいいようです。お二人も生で“たっぷり”聞きたいところですが、色々あって久しく聞けていないのは残念至極です。

 

 もちろんほかの噺家さんの噺も聞きますが、どの噺家さんでも聞いていてしっくりくる、というわけにもいかないので、やはり人の好みは分かれるようです。もっともしっくりくるこないは、噺家さんだけとは・・・・・・。

【近藤】

 


 

 前にも登場した元コピーライターの友人。森林に魅せられ長野に戻った男。最近再会したがちょっと元気がなく悩んでる様子。話を聞くと森には必ず風倒木というのがあるらしい。

 

 自分は見たことがないが、自然に腐って倒れた木のことだ。これが分解され栄養素が生まれキノコが生える。アリが来てそれを食べる。他の虫も集まる。またそれを食べる小鳥も来る。その糞が植物を養う。要するにいっさいがっさい関連しあって、森を養う存在でもあるらしい。その風倒木をめぐって造園会社の友人は、役所、専門家、環境保護団体等と全くムダである派と、いや残すべき派の闘争の渦に巻き込まれているらしい。

 

 せっかく喧噪を離れ、理想の生活環境を手にしたのに…。で、なぜ横浜に?ストレス発散らしい。今度は都会が癒しか!

【岩元】