【つぶや記】文化通信2020年5月25日付

2020年5月25日

 新型コロナウイルスの影響でビデオ会議アプリケーションを活用する機会が増えた。弊社でも社内会議はZoomを活用し、毎月開催のセミナーも今はオンラインで実施している。取材の現場でもオンライン記者会見がスタンダードになりつつある。

 

 私が最初に参加したオンライン記者会見はスライドが見やすく、音声もよく聞き取ることができた。ところが、録音に失敗してしまった。自分の断片的なメモを見返したとき、録音・録画に頼りすぎだったことに気付かされる。

 

 オンライン記者会見は便利な面も多い。しかし、臨場感のある写真を撮れず、紙面が少し寂しくなる。また、発表者の表情を読み取ることも難しい。画質や音質の問題ではなく、大勢の記者に囲まれて発表するのと、画面越しに話す違いが表れているのだと思う。

【鷲尾】

 


 

 新型コロナウイルスの感染拡大防止の緊急事態宣言は2府40 県の解除に続き、5都道県の解除が待たれる。今年のゴールデンウィークはステイホーム週間となり外出自粛期間中だったため、ニュースを見ても閑散とした光景は、一瞬、目を疑うものだった。

 

 外出自粛で働き方改革も進み、テレワークやオンライン会議などコロナ禍の前と後で大きな変化が見られ、非接触型がどこまで進行していくのか気になるところ。

 

 もちろん非接触型にはなりえない業種業態もある。連休中、いつも行くチェーンの床屋が休業中のため別のチェーンを検索して電車で行ってみた。床屋の待合室では距離を置きながら私の直前のお婆さんが、書店の袋から月刊誌を取り出して夢中で読んでいる姿が印象深く、目に焼き付いた。

【清水】