【つぶや記】文化通信2020年3月2日付

2020年3月2日

 いまだからかどうか、その写真家の展示会はさほど混んでおらず、ゆっくりと鑑賞できました。お目当ての写真も、いつもよりもしっかり見ることができ、その素晴らしさに改めて感心しました。

 

 それ以外のパリで撮られたという数多くの写真もまた、構図、bokehとも見事なもの。さらにポートレートは、寡聞にして知らなかったその著名人の一面をうかがわせてくれました。

 

 写真家の娘さんたちのインタビュー映像まで見ることができましたが、その中の話で、写真家は撮影後に細かく記録をつけていたので、しっかりと分類ができているとのこと。そうあるべきと心中反省しきりでした。

 

 カメラを手にする以上、このような作品を撮ることができたならばとは思いますが、現実には無理がありますので、せめてそのような作品を扱って……

【近藤】

 


 

 梅の名所として親しまれている湯島天満宮は会社からほど近い。昼休み、「梅まつり」を見に足を運ぶのが毎年の楽しみだ。昼間は猿回しも行われ沢山の人で賑わっている。夜間はライトアップされ、静けさの中に浮かび上がる梅の姿がまた美しく、幻想的。

 

 週末には、また別の梅まつりを散策。江戸の梅屋敷「小村井梅園」を復元させた香梅園で観梅。85種類の梅が見事。「見驚」、「開運」、「乙女の袖」、「思いのまま」、と梅も名前もとても綺麗。

 

 続いて藤の花でも有名な亀戸天神社へ。境内には300 本の梅があり、太鼓橋からの眺めが良い。さらに足を延ばして向島百花園へ。江戸後期は新梅屋敷と呼ばれていた趣のある庭園は、すでに春の芽吹きがはじまっていた。天候にも恵まれ、梅三昧を楽しみ、少し早い春を満喫した1週間だった。

【小櫻】