文化通信社は11月18日、「ほんのもり 駒込本家」を東京・豊島区にオープンする。ほんのもり駒込本家は、著名人が選書した本や絵本、サポーターと呼ばれる出版社や企業が選書した本など、書棚に並ぶ〝誰かのおすすめの書籍〟を自由に読むことのできる完全予約制の私設図書室。都心の中とは思えない風情ゆたかな古民家で、まるで森の中にいるようなハイレゾ音響とコーヒーの香りをお供にゆったりと読書を楽しむことができる。

1階では、ハンドドリップで抽出するコーヒーを味わえる(イメージ)
ほんのもり 駒込本家は、JR・東京メトロの駒込駅から徒歩約3分に立地。建物は、旧俳優座劇場や日大芸術学部の建物を設計した建築家の山脇巌が設計し、1960(昭和35)年に竣工した「啓宜荘(けいぎそう)」の趣を生かしながら改装した。読書を心から楽しめるように人数を限定した完全予約制とし、平日は18歳以上のみ、土日祝日は18歳未満(保護者の監督の下、未就学児の利用も可)も予約できる。小学生以下は2階のみ利用可。
室内には、音響メーカー・JVCケンウッドのサウンドエンジニアが、屋久島や白神山地といった自然豊かな森でレコーディングした環境音を、ハイレゾ音響(ハイレゾリューション=高解像度)のスピーカーで再生。鳥のさえずりや川のせせらぎが、読む人の感覚を静かに整える。
利用者にはこだわりのコーヒーを1杯提供。特定の産地や単一の農園で栽培・収穫されたシングルオリジンのコーヒー豆を季節ごとに選定し、日本トップレベルの焙煎士が手回しロースターで焙煎してが苦手な人には、お茶や水を提供)。一般の図書館と同様、私語や通話、食べ物の持ち込みは不可。苦手な人には、お茶や水を提供)。一般の図書館と同様、私語や通話、食べ物の持ち込みは不可。PC、タブレットなどデジタル機器の利用も不可としている。
文化通信社は、2020年から「大切な人に本を贈る文化」の醸成を目的に、読書が好きな著名人に選書を依頼し、「読んでもらいたい、大切な人に贈りたい」本や絵本を5年間にわたって冊子にまとめ、発行してきた。ほんのもり 駒込本家には、過去にさかのぼり、冊子でこれまで紹介されたすべての本のほか、棚を契約するサポーター各社(後述)が並べる本も。

1階イメージ。本棚に並べられる本。一冊一冊著名人が選書している
ほんのもり 駒込本家では、絵本の読み聞かせや新刊本の著者トークイベントなどの開催も予定している。
企業・団体サポーター(月額1万円)は、書棚(幅45㎝)に新刊など推薦書籍を陳列できる。また、平日17時以降、日曜・祝日に優待料金でのイベント開催が可能で、オンラインコミュニティー「ほんのもり」と連携することもできる。
イベントなどで貸し切るのは、原則的にサポーター企業・団体を優先。一般料金の半額で利用できる
サポーター制度への問い合わせは、文化通信社電話03(5217)7730まで(メール:info@honnoie.jp)
□所在地:東京都豊島区駒込1丁目30-13
□利用料:18歳以上1800円(オープン記念価格)
土日祝日および特定日(夏休みなど)中高生1000円、小学生以下500円(各税込)
□予約可能時間:〈第1部〉11:00~12:40、〈第2部〉13:00~14:40、〈第3部〉15:00~16:40
予約は「ほんのもり 駒込本家」公式サイトのWEB RESERVATIONから
