日本新聞協会NIE委員会は7月4日に開かれ、NIE全国大会に関する件が報告された。今年の第30回神戸大会は、神戸新聞社を主管社に7月31日、8月1日に開催する大会の参加申し込みは、6月末の締め切りまでに1000人を超えている。大会初日の会場に設置する新聞・通信各社のデジタルを中心とする教育サービス展示・ 紹介コーナーには、新聞8社を含む15社・団体が出展する予定。
スローガンは「時代を読み解き、いのちを守るNIE」。防災教育とメディアリテラシー教育の二本柱の大会とする。初日は芥川賞作家の小川洋子氏による記念講演、ジャーナリストの池上彰氏が司会を務めるパネル討議「情報で、いのちを守る」を行う。2日目の分科会では、兵庫県内の小中高による26の公開授業・実践発表のほか、「大学生・社会人とNIE」をテーマにした特別分科会や、ワークショップ「『防災はがき新聞』を作ろう!」を開催する。
このほか初日会場では、兵庫県出身の美術家・西沢みゆき氏による全国の元日付新聞を使ったウェディングドレスを展示し、アート作品を通じて新聞の魅力をアピールする。昨年に引き続き、NIEや新聞を活用した研究発表などに取り組んでいる学校・各種団体が、ボスター形式で発表するコーナーを2日目の会場に設ける。
大会2日目終了後、午後から「防災・減災とNIE」をテーマに、第18回全国NIEアドバイザー会議を開催する。
来年7月30、31日開催の第31回広島大会については、広島県NIE推進協議会の総会が5月30日に開かれ、スローガン「ニュースとであう 社会とつながる~『自分』を育てるNIE」と、元五輪代表陸上選手の為末大氏による記念講演が決まった。
27年に仙台市で開催する第32回NIE全国大会仙台大会の日程は7月29、 30の両日に決定した。会場は、初日が仙台サンプラザ (仙台市宮城野区)、2日目は選定中。