読売新聞は6月3日、プロ野球、読売巨人軍の選手、監督として活躍した長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督の死去を受け、号外を63万部発行し、東京や大阪など各地で配布した。
長嶋さんは、千葉県臼井町(現佐倉市)生まれ。佐倉一高(現佐倉高)から立教大に進み、東京六大学リーグでは最後のシーズンとなった1957年秋に、当時の六大学記録を破る通算8本塁打の新記録を作った。
58年に巨人入りすると、打点王、本塁打王の2冠に輝いて新人王を獲得。翌59年には、初の天覧試合でサヨナラ本塁打を放つなど、無類の勝負強さで、ブームを巻き起こした。王貞治選手とのコンビは「ON」と呼ばれ、65年からの巨人9連覇の中心選手として、黄金時代を築き上げた。
各地で行った街頭配布では、野球界のレジェンドの死去を伝える号外に、通行人らが次々と手を伸ばした。