朝日新聞社は津田塾大学、アイスランド大使館と共催で5月31日10~12時、東京・渋谷区の津田塾大学千駄ヶ谷キャンパスで「アイスランド大統領と考えるジェンダー平等のつくりかた」と題したシンポジウムを開催する。メインゲストにジェンダー先進国であるアイスランドからハトラ・トーマスドッティル大統領を招き、日本の国会のジェンダー格差是正をめざす超党派の議員や津田塾大学の学生らと議論する。トーマスドッティル大統領が日本でジェンダー平等について語るのは初めて。
アイスランドは、国会議員の5割弱、閣僚は首相を含め6割超を女性が占め、世界経済フォーラムによる「ジェンダーギャップ指数」のランキングで15回連続世界1位となった。
シンポジウムの第一部「女性の政治参画を阻む壁をどう克服するか」では、トーマスドッティル大統領と、日本の超党派の国会議員による「クオータ制実現に向けての勉強会」のメンバー8人が、女性の政治への参画をどう進めるか、ジェンダー平等社会への道のりや課題について議論。
第二部「なぜジェンダー平等が必要なのか若者の目に映る『今』と、つくりたい未来」ではトーマスドッティル大統領と、こうしたテーマに関心を持つ学生が語り合い、日本がよりジェンダー平等社会に近づくためのヒントを探る。
津田塾大学ではイベントに先立ち、総合政策学部の大島美穂教授(北欧研究・国際政治)のもとで、女性の政治参画をテーマにした連続勉強会を開催し、勉強会に参加した学生3人が代表して参加。また、欧州をモデルに、若者の声を政治に反映させるため各党や省庁などに働きかけて政策実現をめざす一般社団法人日本若者協議会のメンバーも、議論に加わる。
総合司会はキャスター・ジャーナリストの長野智子氏。
同社は参加者を募集している。また、イベントの様子は後日、朝日新聞記者サロンで配信する。申し込みには朝日新聞(デジタル版)への有料会員登録が必要。会場参加申し込みまたは視聴申し込みはhttps://ciy.digital.asahi.com/ciy/11016584、紙面購読者の申し込みはhttps://ciy.digital.asahi.com/ciy/11016595