新潮社『独占告白 渡辺恒雄』を1月17日に発売 NHKスペシャルを書籍化

2022年12月27日

 

『独占告白 渡辺恒雄』(四六判/336㌻/1980円・税込)

 

 新潮社は2023年1月17日、読売新聞グループ本社・代表取締役主筆である渡辺恒雄氏へのロングインタビューを元にしたノンフィクション『独占告白 渡辺恒雄~戦後政治はこうして作られた~』を発売する。

 

 同書は、BS1スペシャル『独占告白 渡辺恒雄~戦後政治はこうして作られた~昭和編』(2020年3月7日放送)と、NHKスペシャル『渡辺恒雄 戦争と政治~戦後日本の自画像~』(2020年8月9日放送)を元に、両番組をディレクターとして制作したNHKの安井浩一郎氏が書き下ろしたノンフィクション。番組内では放送しきれなかった渡辺氏の発言を多数収録したほか、新資料や時代状況の描写を新たに記載し、識者・関係者への追加取材を敢行。「戦後政治の『最後の目撃者』による貴重な証言を、余すところなく盛り込んだ決定版」としている。

 

 同書では、渡辺氏自身が目撃し、時には自らが関与した政局や外交の裏側が赤裸々に語られている。また、渡辺氏が間近で見てきた歴代首相の素顔も。また、「同書では、自身の原点が戦争体験にあったことを繰り返し語っている。若い世代に『戦争を知らせないといかん』と語る姿は、戦争を知る最後の世代としての切実さに満ちている。そして、国民の大多数が戦争を知らない現代日本に向けての警鐘ともなっている」と薦めている。