ポプラ社 児童書『かいけつゾロリ』シリーズ 単一児童書シリーズ最多巻数 ギネス世界記録TM認定

2022年12月12日

 1987年の初刊から今年で35周年を迎え、今なお子どもたちに愛読されている児童書「かいけつゾロリ」シリーズが、「同一作者によって物語とイラストが執筆された単一児童書シリーズの最多巻数」として、ギネス世界記録TMに認定された。

 

(左から)ゾロリ、原ゆたかさん、ギネス世界記録TM公式認定員・関岡智美さん、ポプラ社代表取締役社長・千葉均さん

 

著者・原ゆたかさんに公式認定証授与

 

 11月29日、東京・渋谷区のギネスワールドレコーズジャパン株式会社にて公式認定証の授与式が開催され、冒頭、株式会社ポプラ社のIP事業グループ長・加藤裕樹氏があいさつ。自身は、「まったく本を読まない子どもだった」と明かし、「小学1年生のときに母親が買ってきた『かいけつゾロリ』にハマって読書が好きになり、今は出版社で働いている」と同書と著者の原ゆたかさんへの感謝を述べた。

 

 続いて、ギネス世界記録TM公式認定員の関岡智美さんより原さんへ公式認定証が授与され、株式会社ポプラ社の代表取締役社長・千葉均さんより花束が贈呈された。千葉さんは「1987年の刊行以来、35年間にわたって休まず書き続けられた先生と、隣に寄り添ってサポートをされてきた奥さまに感謝したい」と祝辞を述べた。

 

 また、長年アニメ作品でかいけつゾロリ役を務める声優の山寺宏一さんから動画でお祝いコメントが寄せられた。プライベートでも原さんと親しくしているという山寺さんは「ゾロリも先生も大好き!」と元気よくコメント。「いろいろなことをおならで解決するような作品がギネスですよ!」とユーモアを交えながらお祝いのメッセージを述べた。その後、会場にはゾロリもお祝いにかけつけ、原さんと息の合ったコンビネーションを見せた。

 

 原さんは、授賞を受け「夢のようなことが起こってしまった。世界にはもっといっぱい(本を)出している人がいるんじゃないかと思ってびっくりしている」とあいさつ。自分が子どものころに読みたかった本を書いていると語り、大人の立場ではなく、子どもの立場で友だちに書いているような気持ちで書き始め、「10冊くらい書けたらと思っていたら、いつの間にか増えていた」とし、「読者がいないと続けられないし、出版社も出し続けてくれた。私の妻も最初の読者として(書いたものを)チェックしてくれているので、一人では成し遂げられない賞だ」と喜びをかみしめ、「子どもたちに望まれるところまでがんばって続けていきたい」と今後の抱負を語った。

 

 12月7日には、新刊の72巻が発行され、12月9日からは劇場版アニメ『映画かいけつゾロリ ラララ♪スターたんじょう』が全国公開されている。

 

 

受賞の言葉を語る原さん

72巻『かいけつゾロリ きょうりゅうママをすくえ!』作・絵/原 ゆたか(ポプラ社)/A5判/103ページ/定価1100円(税込)

 


原ゆたか(はら・ゆたか)

 熊本県出身。1953年生まれ。1974年、KFSコンテスト・講談社児童図書部門賞受賞。主な作品に「かいけつゾロリ」シリーズ、「イシシとノシシのスッポコペッポコへんてこ話」シリーズ、「ほうれんそうマン」シリーズなどがあり子供たちの人気を集めている。『かいけつゾロリ』には、自らもキャラクターとして登場している。