今年のシニア世代のトレンドは? 女性誌『ハルメク』が調査

2022年12月9日

 女性誌『ハルメク』をグループで発行する株式会社ハルメクホールディングスの「ハルメク 生きかた上手研究所」は12月7日、2022年のシニア世代の動向を振り返り、「2022-2023シニアトレンド」(出典:ハルメク 生きかた上手研究所調べ)を発表した。「スマ活シニア」「推し活で若返り」「コンパクト終活」など、現在のシニア世代の動向を明らかにした。

 


 「ハルメク 生きかた上手研究所」はシニアの調査・分析を行い、主にシニア女性のインサイトを発掘している。コロナ禍で続いた行動制限も緩和され、シニア世代の生活にも明るい変化のあったという今年、シニア世代はどういったモノに関心があるのか、どういった価値観を重視するのか、これからどのように過ごしたいと考えているのか──を調べた。

 

 ① 「スマ活シニア」=スマホ保有は当たり前。コロナ禍を経て、動画、SNS、スマホ決済、ポイ活など、デジタル活用が急速に進んだ。今後はスマートウォッチや音声サービスの利用が拡大の兆し。

 

 ② 「推し活で若返り」=推しがいるシニア女性は35.2%。推しに使う平均金額は年間9万円。トキメキが行動や生活を変え、心身にポジティブな効用をもたらしている。

 

 ③ 「とっくにSDGs」=「食材を使い切る」「無駄使いしない」など丁寧な暮らしを続けてきたシニア世代。これからも賢いSDGs生活をけん引するオピニオンリーダーに。

 

 ④ 「コンパクト終活」=生前整理を「シートに書くだけ」にしたら、身のまわりも気持ちもスッキリ。葬式準備を「身内だけ」にしたら、伝統や形式などしがらみからも解放。

 

 ⑤ 「AGE(アゲ)メイク」=眉毛や目元をメイクすると気持ちもシャキッとする。外出意欲の高まりで、年齢に合ったポイントメイクで華やぎたいというマインドがさらに高まる。

 

 ⑥ 「素材まるごとおやつ」=加齢で不足しがちなカルシウムや食物繊維をおいしく手軽に摂れるおやつブームが続いている。これからも新しい食スタイルやおやつトレンドをシニア世代が発信。