帝国書院「地図帳の深読み」シリーズ第3弾、発売前の増刷で2刷2万部に

2022年9月2日

地図帳の深読み 鉄道編_帯なし_大サイズのサムネイル

 

 帝国書院は「地図帳の深読み」シリーズの第3弾『地図帳の深読み 鉄道編』を9月9日取次搬入で発売する。初版部数は1万5000部に設定しているが、すでに書店からの問い合わせが多数あり、事前注文数も伸びていることから、発売前に5000部の増刷を決定。合計で2万部と好調な出だしだ。さらに鉄道の日にあたる10月14日(鉄道の日)には読売新聞に他の出版社と合同で、2022年の鉄道開業150周年を記念した広告を掲載する予定。

 

 なお同シリーズにおいて、第1弾『地図帳の深読み』(2019年8月)が8000部、第2弾『地図帳の深読み 100年の変遷』(2021年8月)が1万2000部と、シリーズを重ねるごとに初版部数を伸ばしてきた。

 

 同書は「地図帳を読む」ことの面白さを紹介し、地図本ブームの火付け役となったシリーズの完結編で、「鉄道」をテーマに詳細な鉄道地図を多数収録。著者の今尾恵介氏は、日本地図センター客員研究員なども務める地図研究家で、地図や地名、鉄道に関する著作を数多く手掛けている。今尾氏は「今作は地図帳を通して見えてくる鉄道の歴史や背景を楽しめる内容で、刻々と変化する国内外の情勢と、それを反映する鉄道の歴史をダイナミックにまとめている」とコメントしている。