DNP「市谷の杜本と活字館」で「雑誌づくり工場」開催 小学館が協力

2022年7月20日

 大日本印刷(DNP)は7月16日から、活版印刷と本づくりに関する自社運営の文化施設「市谷の杜本と活字館」(東京・新宿区)で、雑誌の印刷・製本工程を紹介する企画展「探検!雑誌づくり工場(中とじ編)」を開催している。入場は無料(完全予約制)、10月30日まで。

 

 書店やコンビニ、駅の売店などに並ぶ色とりどりの週刊誌や月刊誌。身近にある雑誌だが、その製造プロセスはあまり公開されていなかった。今回の企画展では、小学館の全面的な協力を得て、アウトドア雑誌「BE-PAL」2022年7月号ができるまでの工程を紹介し、雑誌づくりの魅力に迫る。

 

 出版社の編集部からの入稿や修正指示、印刷会社でのデータ修正、印刷用原版を作る刷版(さっぱん)、印刷、針金で製本する〝中とじ〟などの工程を、わかりやすい解説とともに紹介。修正指示書や、製本前の状態など、工程ごとにさまざまな現物を見ることができる。迫力ある工場内の映像・音声も体感できる。

 

 同展では、小学生の夏休みの自由研究に役立つように、すべての解説文に読み仮名を付けている。同館は、活版印刷の職場を一部再現し、文字のデザインから、活字の鋳造、印刷・製本までのプロセスを展示・紹介する「リアルファクトリー」。昭和初期の印刷機が稼働する様子や活版職人が作業する姿も、実際の動きがわかる「動態展示」の形で公開しているほか、活版印刷のモノづくり体験ができる工房を備えており、参加型ワークショップも開催している。