【2022年・年頭所感】日本新聞販売協会・深瀬和雄会長

2022年1月1日

 

 新年あけましておめでとうございます。本年も引き続きよろしくお願い申し上げます。また、日頃から皆様におかれましては、日販協活動にご理解、ご協力いただき心より御礼申し上げます。

 

 新型オミクロン株も気になりますが、新型コロナウイルスも10月半ば頃からウソのように感染者が減少して、日本中が元の活気を取りもどしつつあるようです。

 

 一方、我々の業界はというと、まだまだ本調子には程遠いようです。理事会、本部長会議で打開策を考えますが、これといったものがなく、先が見えません。実効ある議論に向け、新聞協会をはじめ、様々な方々とも懇談しています。

 

 いずれにせよ、それぞれがそれぞれの立場で小さい事から行動していくことが求められていると思います。全国の会員の方々と一緒に難問に取り組む所存です。

 

 私は、新聞の販売部数は増えると考えています。教育関係など、まだまだ余地があると考えています。

 

 一方、地域の本部・支部・組合は系統を超えて、社会貢献や地域の見守り活動をしています。この地域活動は新聞のPRにも使えるはずです。方法は地域の販売店で話し合い、付加価値を作ることが大事です。100年以上続いている戸別配達で、個々の販売店の活動を同業組合で取り組むことには、抵抗があると思われますが、ここは心機一転取り組んでいただきたいと存じます。

 

 以前より「すべての教室へ新聞を」運動にご協力をいただいていますが、学校に新聞を配置するだけでなく、授業でどのように活用するか、サンプルを多く提供することが必要ではないでしょうか。サンプルの提供に向け検討を進めることとしています。

 

 今年も一年、皆様と一緒により良い業界を作り、後世に渡していく、これが我々の一致した意見だと思います。

 

 最後に皆様のご多幸とご健康を祈念して新年のあいさつとします。