奈良県生駒市とネオキャリア 官民連携で子どもの読書推進活動「トライ!生駒子ども読書会議」開催

2021年11月4日

 

 人材会社のネオキャリアは「SDGs未来都市」の一つである奈良県生駒市とSDGs目標4「質の高い教育をみんなに」の達成に向けて、子どもの読書活動推進とキャリア教育支援を目的とした「トライ!生駒子ども読書会議」を11月4日に開催する。

 

 生駒市は内閣府地方創生推進室がSDGs達成に取り組む都市として選定した「SDGs未来都市」の一つ。同市では本を読まない中学生の割合が42・7%と全国平均に比べて5・3%高く、子どもたちが読書に十分な時間を割けていないことが問題視されていた。

 

 そこで、サステナブル活動の一環でステークホルダーとの協働を目指すネオキャリアと生駒市は、「トライ!生駒子ども読書会議」で講演会を行うと決定した。同取り組みはサステナブル活動に関わる官民連携の第一歩として実施される。

 

 「トライ!生駒子ども読書会議」は、生駒市図書館主催で、同市の子どもに対する読書推進活動を行う生駒市の学校関係者、保護者、ボランティア、図書館関係者を対象にした読書推進活動の一つ。11月4日の講演会では、ネオキャリア代表の西澤亮一氏が子どものキャリア教育を目的としたオンライン読書活動推進講座を開催する。

 

 今回の取り組みに関して、生駒市市長の小紫雅史氏は「生駒市では、小・中学校に学校図書館司書を配置し、公立保育園での『リレーうち読」やビブリオバトル中学生大会の開催などを通して、子どもたちの読書活動の推進に力を入れている。このたびの民間企業との連携により、新しい切り口でさらに活動を広げ充実させていきたい」とコメント。

 

 西澤氏は「本取り組みを皮切りに、人材会社のサステナブル活動として、様々なセクターと連携を重ねながら『キャリア教育支援』に注力し、地方創生に貢献していく」と今後の展望を述べた。