「山口新聞」が購読料改定 10月から月3200円に

2021年10月7日

 みなと山口合同新聞社は10月1日から、本紙「山口新聞」の月ぎめ購読料を2705円(税込み)から3200円(同)に改定した。電子版の月ぎめ購読料は2705円(同)で変更しない。コンビニや駅売店などでの1部売りも120円(同)で据え置く。

 

 社告によると、月ぎめ購読料の改定は、消費税率の引き上げ分を除いて2009年2月以来、12年8カ月ぶり。

 

 「この間、購読料を据え置きながら、地域密着の充実した支援を届けられるよう新聞製作の合理化、人員配置の見直しなど経費節減に努めてきた」と説明。

 

 しかし、「新聞業界を取り巻く環境は年々厳しさを増し、販売・広告収入は減少を続ける一方で、用紙代など原材料費や輸送コストは上昇している。自社努力だけでは新聞発行を続けるのは厳しい状況を迎えた。さらに、昨年からの新型コロナウイルス感染症の拡大が収入減に追い打ちをかけ、改善の兆しはみえない」と、読者の理解を求めた。