特別展「昆虫」開幕 名古屋 世界の標本5万点紹介、読売など主催

2021年8月4日

特別展「昆虫」で展示されている巨大模型を見て回る子供たち

 

 世界各地の珍しい昆虫約5万点を展示する特別展「昆虫」(読売新聞社など主催)が7月17日から名古屋市中区の市科学館で始まり、夏休みの親子連れらで連日にぎわっている。

 

 会場では、世界で採集された珍しい昆虫の標本が生息地や生態などで分類され、説明パネルでわかりやすく紹介している。長さ約2㍍のミツバチやセミなどの巨大模型5体も好評だ。研究者による採集方法や標本の作り方なども紹介しており、小学4年の男子児童は「色々な虫を見られてうれしかった。お父さんと虫捕りに行きたくなった」と話していた。


 同展は、昆虫好きで知られる俳優の香川照之さんがオフィシャルサポーターを務めている。会場で同月17日から貸し出している音声ガイド(1台500円)では、香川さんや専門家が昆虫の魅力を解説しており、子供たちはヘッドホンで解説を聞きながら、興味深そうに展示物を見て回っていた。

 

 9月20日まで。休館日は毎週月曜日(8月9、16日、9月20日は開館)と8月10日、9月7、8、17日。入場料は一般1600円、高校・大学生900円、小中学生500円。