フライヤーが2021年上半期トップ10発表、7月10日から未来屋書店でフェア開催

2021年6月18日

1位は『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』

 

 フライヤーは6月15日、書籍要約サービス「flier(フライヤー)」のユーザー閲覧数に基づく2021年上半期ビジネス書の人気ランキングTOP10を発表した。1位となったのは塚本亮『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』(明日香出版社)。同書を筆頭にトップ3は発売から3~4年が経った既刊が独占する結果となった。

 

 同ランキングは、同サービスの有料会員を対象に2020年12月1日から21年5月31日までのスマホアプリおよびウェブのアクセス数(紹介書籍の要約閲覧数)を合算し、順位を付けた。


 塚本氏は、既刊である同書が1位になった理由を「コロナ禍によりリモートワークや自宅学習をする人が増えた。これまで以上に自己管理能力が求められることも、『すぐやる』ニーズに繋がっているのかもしれない」とコメントを寄せた。


 フライヤー編集部はランキングについて、「ベスト10のラインナップを見てみると、求められているのは『習慣のアップデート』ではないか。コロナ禍において常態化してきているニューノーマルに対応するために、これまでの自分とは違うスタイルを確立したいと考えている人が増えているのかもしれない」と語った。

 

未来屋書店でフェア開催、7月10日から計100店舗で

QRコードで要約を立ち読み

 

 また、同社は今回の上半期ランキングと連動した書店フェアをイオングループの未来屋書店と連携して、全国33都道府県の計100店舗で開催する。テーマは「ネットとリアル書店の融合」。フェアは21年7月10日から各店で順次開始し、9月9日まで行う予定。


 ランクインした各書籍のPOPに付けたQRコードをスマートフォンで読み取ることで、通常は有料の要約文を誰でも無料で「立ち読み」できる。本の大筋を捉えてもらうことで、来店者の興味を高め、“今出会うべき本”を選べる仕組みだ。

 

Rank タイトル/著者/出版社 発行年
1位 『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』  塚本亮著(明日香出版社) 2017年
2位 『人生を変えるモーニングメソッド』  ハル・エルロッド著,鹿田昌美訳(大和書房) 2017年
3位 『学びを結果に変える アウトプット大全』  樺沢紫苑著(サンクチュアリ出版) 2018年
4位 『5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本』  ひきたよしあき著(大和出版) 2019年
5位 『科学がつきとめた「運のいい人」』  中野信子著(サンマーク出版) 2019年
6位 『本当の自由を手に入れる お金の大学』  両@リベ大学長著(朝日新聞出版) 2020年
7位 『やめる時間術』  尾石晴(ワーママはる)著(実業之日本社) 2021年
8位 『「具体⇄抽象」トレーニング』  細谷功著(PHP研究所) 2020年
9位 『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』  八木仁平著  (KADOKAWA) 2020年
10位 『「空腹」こそ最強のクスリ』  青木厚著(アスコム) 2019年